木炭、竹炭を製造するときに出てくる煙が、煙突を通るときに空気で冷やされて液体になったものが粗木酢液、粗竹酢液です。
その原料は、広葉樹、針葉樹、竹類等でいろいろな木材が使用可能です。製造装置の炭化炉としては、土窯、ステンレス製がま、鉄製がま等があり、簡易な装置としてドラム缶、ブリキ缶等も利用されます。
冷やされて液体になった粗木酢液、粗竹酢液は、通常3ヶ月以上静置され、上層部の油分と下層部の木タールを除いた中層部が製品の木酢液、竹酢液としていろいろな用途に利用されます。製品の木酢液、竹酢液を蒸留して精製すると、蒸留木酢液、蒸留竹酢液となります。この蒸留木酢液、蒸留竹酢液は、粗木酢液、粗竹酢液を蒸留しても得ることが出来ます。